「インド映画」というものを想像したときに思い浮かぶすべての要素がみっちりと詰まった娯楽作品。ハッピーエンドが大前提なので途中ハラハラしながらも、安心して見られました。ボリウッド史上最も高額な製作費が投じられたといわれるだけあって、セットも衣装もロケーションもめちゃくちゃ豪華。鏡の城は「そんなところに作るなよ」と言いたくなるものの非常に美しかったです。
家族が大切!家族こそ至高!というインドならではの価値観にちょっぴり「ウーン」となるものの、プレーム兄貴ことサルマンニキがその朗らかさと熱量をもって人々のかたくなな心を溶かし、笑顔が増えていくのは感動的でした。あと本作はアクションもダンスもサルマンニキに若干へたっぴ感があって、モタモタしててかわいかったです。