ドラえもんは猫型ロボット

エル・ノルテ/約束の地のドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

エル・ノルテ/約束の地(1983年製作の映画)
3.7
(グアテマラ)「金持ちにとって農民は道具だ。家畜の方がまだ待遇がいい」
(アメリカ)「この国のやり方だ。生きるためにはなんでもやる」

生きることすらが過酷💦
キツいなぁ😰

〈あらすじ〉
南米グアテマラのコーヒー農園で働く主人公たち。父親が搾取する管理者への蜂起を企てたことで処刑され、国にいられなくなった主人公とその妹は、【自由の国・アメリカ】での成功を夢見て密入国する、というお話。

どの時代も社会問題になっている難民問題を、まだ若い兄妹の視点で描く社会派ドラマ🎞
フォロイーさんのレビューに惹かれて鑑賞したが、非常に見応えのある作品だった。

作中で妹が主人公に告げる、
殺されるから故郷には戻れない、
途中立ち寄ったメキシコも貧しい国だった、
アメリカでは生活していくことが大変だ、
どこの国にも居場所はない、という言葉が痛烈だった。

痛ましい話だが、現実こんなものなのかもしれない、ということを鋭利に突きつけてくる👁️

ラテン気質で、どんな時も悲観せずに前向きな主人公だからこそ、ラストは悲しい😢

彼が見上げた先に見たラストカットは強烈😱
作品全体を通して、淡々としているが、非常にメッセージ性の高い、社会派作品が好きな人にはオススメな映画だと思った🙄

行くは悲劇、戻るも地獄。
彼らはどうすれば良かったのだろうか……。

エルノルテとは、【北】を意味し、作中では、豊かな生活の象徴となっているアメリカ🇺🇸を指している。

matsuさん、ありがとうございました。
感謝ですm(_ _)m