LEE

ファイアー・ドラゴンのLEEのレビュー・感想・評価

ファイアー・ドラゴン(1986年製作の映画)
3.9
李小龍の遺児、ブランドンリー初主演作
予想とは違ったが楽しめた作品だった


製作はD&Bなので話は割と陰惨
多分それ以外でも李小龍のような悲しみを帯びた姿をブランドンにも重ねたかったんだけど、流石に救いがなさすぎるのでやりすぎのように感じた(最後の字幕いる?
ストーリー上で必要かな?ってシーンがあったりはするんだけど(バイトをわざわざ止めるシーンとかチャーリーチャンの存在とか)、映画自体はとてもテンポ良く見れるので退屈さは感じなかった
やっぱり一番の見どころはブランドンリーで、もう初主演作の本作からスターのオーラが見え隠れしていて、ちょっとしたしぐさ(指差すとか)もカッコいい
マイケルウォンがこの頃からいつもの悪役なのには笑ってしまった


アクションはカーチェイスとか派手な銃撃戦が最後に用意されていて見応え抜群!……なんだけど一番期待していた肉弾戦は全部あっさり片付いてしまって残念
特に燃えよドラゴンでしっかりとした李小龍とのバトルが見れなかったヤンスエとのアクションも一瞬で終わってしまったので残念
アクション監督は孟海なので全体的に洪金寶っぽい味付けだけど、立ち回りの内容が洪金寶までは煮詰められてないように感じた


色々不満点はあるんだけど、テンポがいいってのもあってかすごい楽しめた一本
気になった方は是非
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