Misakey

笛を吹く男のMisakeyのレビュー・感想・評価

笛を吹く男(2015年製作の映画)
3.8
父子の楽士が、立ち寄った村で人助けをしたのに大変な目に遭うホラー映画。

まず、ネズミが苦手な人は止めた方がいい。
全編大量のネズミ。グロいネズミ。

ハーメルンの笛吹きを題材にしたみたいだけど
流れはそのままに近いかも。でも韓国映画風。
上手くまとめているなぁと感心。

あと、スンリョンとイソンミン。この組み合わせは初めて見たかも。
2人とも物凄い役者なので、なんだか演技バトルのような印象。
もう濃いね。濃くて引き込まれてしまう。
チョン・ウヒも負けてない。でも、2人が濃すぎて埋もれてしまうかな。

お話は地図に載っていない村で巻き起こる話。
楽士親子が到着しても、村人が感じが悪い。
もうそこからまずい村っぽいのがわかる。
やっぱり閉鎖的な田舎は怖いね。

でも、途中楽士と村人が和んでちょっと楽しい気分になったなぁ。
楽士親子、仕事が終わったらさっさとソウルに行っていれば良かったのに、と残念。
なんであんなに滞在してたんだろうか?

そういう意味でも、
シナリオに唐突な所があったり、理解不能なところがあっのがちょっと残念。
ただ、抑えるべき箇所のメイクと演技が皆さん強烈だったので
その見応えはあったかと。
美術、撮影とかは丁寧な印象。

人の恩は仇で返してはいけないね。当たり前だけど。
精神的グロ+ネズミ的グロの映画なので観る人を選ぶかも。
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