このレビューはネタバレを含みます
全然イメージしてたのと違うシナリオだった。
人物像や関係は深堀りしないし、なんなら心情も脚本はほとんど無くて俳優の演技のみって感じ、マネーモンスター感がある。
メッセージ性はなく、乱暴に言うと
『名も無きジャーナリストたちの日常と一生』
って感じ。
界隈では静ちゃんは伝説の人という位置づけらしいけども。
二階堂ふみちゃん可愛かったな〜、濡れ場も体当たり感がすごい。
福山雅治の場馴れ感もすごい。笑
下劣な静ちゃんのキャラ考察すると、
意外と緻密だったり用意周到だったり義理堅い『ぶっ飛んでない静ちゃん』のほうが本質なんだけど、常時ぶっ飛ぶことでしかジャーナリズムの世界で生きるには自分の中で折り合いが付かなかったのかなぁ、
とか思いますね。そうでないとスキャンダラスで汚い世界で自分の心を守れないというか。
そこで生き長らえるための戦友がサダコであり、信念をもって立ち続ける為のよすががノビ、
みたいに感じますね〜。
チャラ源との関係は共依存だったのではないかと。
妄想ですけど、「チャラ源が俺を必要とするなら〜」って件、
『そ〜んなドライじゃないでしょ〜？引け目感じてるから自分の贖罪の為でもあるんでしょ〜？そうじゃなきゃ命掛けられなくな〜い？？』
って思いますね。笑
俳優陣実力派だったな〜、久しぶりに邦画当たりました。
ドラマみたいな誇張演技よりも、こっちの方が好きだな。
リリーフランキーやっぱ多才だな…
ヤク中の人に会ったことないけど、泥酔した人とシラフで対面した時に感じるアブない感じと、精神病で他者の意見を聞き入れたいけど聞き入れられない感じ、ぞわぞわした。
チャラ源のピンぼけ写真で個展開いたら儲かりそう。
