YYamada

ジョン・ウィック:チャプター2のYYamadaのレビュー・感想・評価

3.8
【アクション映画のススメ】
〈ジャンル定義への当てはめ〉
 ○: 心理描写より外面的な動作を重視
 ◎: 格闘・戦闘を解決の糸口とする

◆作品名:
ジョン・ウィック:チャプター (2017)
◆アクション映画のジャンル
現代劇 / 過去の交換条件の清算
◆類似作品
・リベリオン
・マトリックス/リローデッド

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・前作でニューヨークを舞台にロシアン・マフィアを相手に繰り広げた壮絶な復讐劇から5日後。平穏な生活を送りたいジョンは、イタリアン・マフィアのサンティーノからの殺しの依頼を断るが、それにより自宅を爆破されてしまう。
・ジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円もの懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われる事態に巻き込まれてしまう…。

〈見処〉
①「伝説の殺し屋VS世界中の殺し屋」
・『ジョン・ウィック:チャプター2』は、2017年に製作されたアクション・スリラー映画。キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃とカンフーを融合させた「ガンフー」アクションでヒットを記録した「ジョン・ウィック」のシリーズ第2弾。前作同様R15+指定。
・本作もチャド・スタエルスキが監督を続投。また、共演のローレンス・フィッシュバーンとはキアヌと代表作『マトリックス』シリーズ以来の共闘となったことが話題になった。
・前作で「犬殺し」のロシアン・マフィアとの清算を完了させた本作では、ジョン・ウィックが過去に、相互の交換条件を血の捺印をもって契約した「誓印」の持ち主の依頼を履行するため、世界の犯罪組織の代表者12名が統括する「主席連合」とのトラブルに捲き込まれていく混沌とした様が描かれている。全世界興行収入は前作の8800万ドルから倍増となる1.7億ドルを突破。すぐさま第3作の製作に入っている。

②結び…本作の見処は?
シリーズの「起」。世界観が飛躍的に広がり、混沌とした展開に。
◎: 純粋な復讐劇だった前作に比べ、「主席連合」の登場により、グローバルに展開されるストーリーが急速に面白くなる。また、サンティーノがジョン・ウィックに懸賞金を公示した後、ニューヨーク中の殺し屋たちから命を狙われる「全員が敵!?」の展開も熱い。
○:「ガンフー」のみならず、鉛筆による殺害や相撲取りとの対戦など、アクション・シーンのバリエーションは前作以上。
▲: とはいえ、本作のキアヌのボディラインやアクションのキレに加齢と綻びを感じたのは気のせい?
YYamada

YYamada