前作の子犬と車を踏み躙られるという流れに沿って、家を爆破されるという不憫なジョン・ウィック。前作と似た展開なので、身を構えることもなく、すんなりとジョンを応援する姿勢にしてくれる。
ローマでの武器調達シーンなどに見られるコンチネンタルのサービスがスタイリッシュで印象に残る。世界観やスケールが膨らんでいるように感じられるのはこの辺りからか。
オープニングで振っていたファッキンペンシルでの殺戮も途中で回収され、鉛筆が凶器へと変貌を遂げる。ジョンがボロボロになりながら戦っていく姿がなんだか不憫で、やっぱり応援したくなってしまう。
洞窟や美術館での無双や、カシアンとのガチタイマンなど見所満載で、続編としてボリュームアップした『ジョン・ウィック』だった。