前作をより深く、シリーズものとして意識した作品だった。しかま、次を意識した終わり方がとても良かった。
前作で自身の復讐を果たしたジョン・ウィック。今作では、彼の引退を手助けしたサンティーノが登場。
ジョンに姉の殺しを依頼するが、引退していると断ったジョンにサンティーノは彼の家を燃やして脅す。愛犬と自身の命だけが残ったジョンはサンティーノの姉であるジアナの暗殺をするためにパリへ飛ぶ。
アクションシーンが前作以上にあることだけでもとても満足した。最初のカーアクションはテーマが破壊とも言えるであろうめちゃくちゃなもので、潔いもので楽しかった。
それ以降はジアナの殺しをしたジョンが終われる立場となる。前作では狙う立場から、今作では狙われる立場になる。構図が変わりつつも、ジョンのパーフェクトなまでの殺し屋テクニックが遺憾なく発揮されていた。
特に世界中の殺し屋から狙われるというのは、どこに敵が潜んでいるかわからない、というスリリングな展開でたまらない。
というか、そんなに殺し屋って街に潜んでるの?と驚きがあった。
ストーリーとしては、次回作をかなり意識した作りとなっていて、今作だけをみると「これいる?」とか、「出番これだけ?」のような物足りなさは少なからずあった。なので、少し寂しいような、物足りなさは感じた。
とはいえ、特に終盤の展開はそう来るか!と気持ちが昂った。
早く続編を見させろ!という叫びと興奮で終わる形は満足度の高いものだった。