「だから言っただろ。やめろと」
ニューヨーク中の殺し屋に狙われるが、次々に返り討ちにしていく後半は良かった（またもや鉛筆で…）
"悪魔を召喚してしまった"とウィストンに言わせたほどの鬼神っぷりは相変わらず最高。
アクション・シーンもよどみなく、美しさすら感じる。
よく見ると、隙を作るための一発（足・胸・腹部）と、接近して頭に一発（急所で確実に殺す）の計２発で殺している。
ジョン・ウィックの仕事への律儀さ（殺し屋なので確実に仕事をやり遂げるために２発を使う）をもそれで表現している。
ビジュアル作りへの舞台設定もよくて、ローマの遺跡、ニューヨークの街、鏡の迷宮…
色鮮やかでとても映えている。
ただ、前半に誓印を交わしていたので、引退した殺し屋に戻る動機がよく分からなくて…。
誓印を交わしたのは分かるが、家を燃やされた代償にサンティーノを殺せば良かったのでは…？
もともと、犬殺しただけで一つのギャングを壊滅に追いやるほどの「10倍返しのジョン・ウィック」だし。。。
一度、サンティーノとの約束通りに依頼を全うしてから、サンティーノを殺すっていう思考回路が、凡人の僕には理解不能だった。。
