伝説の殺し屋アクションがパワーアップして帰ってきた。
元々が特殊な掟に立っていた荒唐無稽な殺し屋世界観の映画でしたが、本作はマンガチックとも言える程にキャラの立った殺し屋連中を名前のないモブに至るまで大量に配置して浪費する大盤振る舞いで並のアメコミ映画を上回るケレン味たっぷり。
ジョンが出撃前に装備を吟味したり、戦闘突入してからの流れるような敵捌きはFPS・TPSゲーム的でもあり(しかもオールドスクールなタイプの)、その上アクション映画ファンへの目配せもバッチリときて(ブルース・リー的なアレとか)全方位のポップカルチャーサブカルチャー好きに向けた贅沢な一品。続編では更なるインフレーションが望めそうで期待に胸が膨らむ思いです。
あと前作もでしたが1人殺すのに必ず2発以上は撃ち込む徹底さがキリングマシーンの凄みを醸し出していて好きです。スタイリッシュを気取るならヘッドショット1発で良いんだけど、敢えてそうしない泥臭さに味がある。