ケンタロー

ジョン・ウィック:チャプター2のケンタローのレビュー・感想・評価

3.0
ジョン・ウィック無双 第二弾! 読めそうで読めないバカな展開に驚くというか笑えてくるのがジョン・ウィックの醍醐味!(笑)

前作からどんくらい経った話なのかな?なんて観始めたら、ほとんど直後じゃねーか…(笑)イイね!チャプター2ってのは正しいタイトルだわ。

前作で、過剰な復讐を果たしたかに見えたジョン・ウィック。
個人的には、ラストで新しい犬は飼い始めちゃうし、車は取り戻していないし、コイツやっぱり実は犬も車も「殺しの理由」にしかしてないんじゃないか?と疑ったもんです…笑

そしたら、なんと今作では愛車奪還シークエンスからスタートだったから、ジョンごめん!俺、アンタのこと疑っちまったよなんて思った矢先…

愛車が見る見る間にボッコボコに…
けっこー自分からぶつけてくし…
車が大事なのか、どーでもいいのかよくわからん…笑

マフィア一家を一人でほぼ壊滅させておきながら、足を洗おうなんて虫がいい話しだな…なーんて思ってたら…
コイツ、以前足抜けするためにイタリアンマフィアの幹部に貸しをつくってやがった!しかも ”この世界” の「誓印」とかいう絶対ルールで…

ジョン…そんな約束しときながら未来永劫、殺しの世界に戻らなくて済むと思ってたのかよ…「ビルとテッドの~」ばりのおバカキャラに思えてきた……。

そんなこんなで、またもや始まる殺しの負のスパイラル!

今回良かったのが ”この世界” のコンチネンタルとか主席連合とか、なんか殺し屋組合みたいな組織が前作に続き描かれつつも、基本、説明しないトコね!

全世界にあるっぽい殺し屋御用達コンチネンタルホテルもそうだけど、みんなが集めてる、小さなメダル(?)みたいなのとか、殺し屋テレフォンセンターとかさ(笑)

このへん、きっと設定はちゃんとあるんだろうけど、これからも説明しないでいーわ。ヘタな説明されるより、このままの方が面白いから(笑)

あと、ローレンス・フィッシュバーンね! 
やっぱりキアヌと並ぶとニヤニヤしちゃう。

個人的な今後の課題としては、ローレンス・フィッシュバーンのすきっ歯の迫力はあるが、対して、他の敵役の迫力不足が否めないこと。

正直、ジョン・ウィックが無双過ぎるのもあって、ぜんぜん死ぬ気がしないのとアクションシーンのマンネリ化が今後シリーズを続ける上で工夫が必要になってくるかなー。

チャプター3では全世界を舞台に、賞金首のジョンが狙われるみたいね。
どうやら、真田広之演じる日本人殺し屋の登場なども噂されておるので、きっと激しい髭面対決が繰り広げられるんでしょう。

ま、とにかく、殺し屋組合の説明はいらないから!

説明とか解明なしのままで、いつまでも統一されない「日本統一」シリーズばりにチャプター30くらいまではいってほしいもんだわ。