Jonayama

リディキュラス6のJonayamaのレビュー・感想・評価

リディキュラス6(2015年製作の映画)
3.8
なんとアダム・サンドラーの西部劇!
西部開拓時代、インディアンに育てられた白人でナイフ投げの達人、トミーは恋人とともに度々揉め事に巻き込まれるも現地の村で幸せに暮らしていた。
そこへ彼の本当の父を自称する銀行強盗フランクが現れ、もう生い先短いので蓄えた金5万ドルを譲りたいと語る。
その翌日、彼を追ってきたシセロ率いるならず者集団は盗んだ金を返さないと村を焼き払うとフランクを脅す。
案内すると自分の身と引き換えに村を守ったフランクを助けるためトミーは旅に出る。


導入はシリアスな印象だがもちろんアダムの映画なので基本はやっぱりお下劣おバカコメディ。
悪ノリやブラック、不謹慎ネタなどいつもの如くナンセンスギャグのオンパレードだがそれがいい。それでいいのだ。
アダム演じる主人公のトミーが珍しくぜんぜんふざけない寡黙な男なのでやや異色だが5人の仲間たち(なんとトミーの異母兄弟!)が濃すぎるキャラでドタバタとやらかしまくる珍道中を見せてくれるので大いに笑わせてもらった。
スマイリーの末路や"首が丈夫な"リル・ピート、実は頭が良い愛らしいヘルムのシーン、そして突如挿入される野球誕生の瞬間(!?)など印象的な名(迷)シーンも多い。



やや豪華なキャストや西部劇モノオマージュなサントラも見どころ。

シチュエーションは違うがいつものアダム・サンドラー映画としてファンの方は楽しみましょう!
お下劣コメディが合わない人は何が面白いのかさっぱりわからないと思うのでやめときましょう!


今回いつもと違うキャラ像、髪型、そして心なしかややシャープになったアダムがカッコいい。
Jonayama

Jonayama