ちぬちぃぬ

清水港に来た男のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

清水港に来た男(1960年製作の映画)
3.9
この作品のタイトル"清水港"ということから、清水次郎長関連と推測…で、主演が大川橋蔵さんという情報だけで観てみました

次郎長親分は実際した人物で、時代的には幕末期、勤皇派と佐幕派、新撰組などが登場した頃のお話のようでした
有名な子分…大政、小政、森の石松(彼らは実際したのか知りません)は名前は出てくるけど今作には登場せず

始め、政吉(跡部政之進:大川橋蔵)はお調子者でホラ吹きで軽薄なキャラ、コメディ的な展開が多くてまるで落語でも聴いてるような気分になる
そんな政吉は裏の顔があり、次郎長一家に潜入するためのキャラ作りだったりする
(それ以上は言いません)

最後まで観ると流石に次郎長親分は「任侠溢れる良い男」として描かれていました
"清水次郎長"が娯楽作品の材代になり、やくざコンテンツの魁なのかもなぁと思いました

大川橋蔵さんについては子供の頃にテレビの時代劇『銭形平次』シリーズでよく拝見してました
また時代劇の出立ちではなくスーツ姿でノーメイクの橋蔵さんを初めて観た時、めちゃくちゃ気品があって美形で!✨驚いた事をよく覚えてます

それと劇中劇で「浪花節」口上とか、名シーンでの見栄切りなどが楽しかったです
当時の芝居のエキサイティングな観客たちも良かったなぁーー♬

面白かった〜✨



【訂正】
材代×
題材○