コロン

ハドソン川の奇跡のコロンのレビュー・感想・評価

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
4.0
バードストライクにより飛行不能になったUSエアウェイ1549便を、機長がハドソン川へ不時着水させ、乗客乗員155名全員が奇跡的に無事帰還した実話の映画化。冷静で互いを信頼し合う機長と副操縦士を演じたトム・ハンクスとアーロン・エッカートが最高のハマり役。機長は世間からは英雄視されているのに、国家運輸安全委員会からはミスジャッジだと追及されて絶体絶命の危機に追い込まれるというギャップがなんとも恐ろしい。機長の一言でハドソン川への着水が唯一の生還方法だったことが証明される公聴会のシーンは胸のすく思いだった。ラストのアーロン・エッカードのジョークは天下一品。96分というコンパクトな尺で、劇的な一連の出来事を淡々とかつエモーショナルに描き切ったクリント・イーストウッド監督の手腕は流石。
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