【2016年劇場鑑賞作品79作目】
非常に無駄がなく、90分に見せるべきとこをキュッと納めた整然とした作りに脱帽。それでいてしっかりと事故後のサリー機長の苦悩と事故調査委員会とのやりとりを描いていた。
まだ記憶にそう古くない当時の事件。久しぶりにNYで感動的なニュースが報じられたと言っていたのが印象的だった。その時の機長が"英雄"と讃えられていたのは知っていたが、調査委員会とあの様なやりとりがあったなんてあまり想像していなかった。
"人為的ミスを主張するなら、人為的要因も考慮すべきだ"
シュミレーションのシーンはしてやった感は気持ち良かったー!エッカートにやにやし過ぎや。
そしてトム・ハンクスが本当に素晴らしい演技を観せてくれて感動する。『ブリッジ・オブ・スパイ』とは全く別の顔。完全にサリー機長に見えた箇所がいくつもあった。
事故調査委員会側にブレイキング・バッドのスカイラー・ホワイト、USエアウェイズ側の調整役にトゥルー・ブラッドのベルフルーア刑事いて、ドラマ組の活躍を嬉しく思う。ベルフルーア刑事は全然南部訛りじゃなかった。
字幕翻訳:松浦美奈さん