このレビューはネタバレを含みます
「女神は二度微笑む」が良かったので、その延長でオススメされているこちらも、ようやく鑑賞。
よくあるパターンかと思いきや、さすがインド映画、予想を裏切ってくれる。
「ガンジー生誕日」って祝日（10月2日）が一つの鍵になるんですが、しかし、映画の中の社会はガンジーの「非暴力」とは大違いなのがアイロニー。
「家族を守るためならなんでもする。善も悪もない」ってセリフが、象徴的ですけど…
でも、お互いが「自分の家族のためだから」って、「諦めるか、戦うか」の二者択一だけなんかいな？
「家族を守るか、負けるか」って世界観より、「自分の家族は大事。あなたが自分の家族を大事にするのも分かる」って、ガンジーの示した世界観もあるんじゃ？
決して後味のいい映画ではないです。
「女神は二度」のほうが好きですが・・・これもこれで、エンタメではあった。
やっぱり、「容疑者Xの献身」とダブります。
