90年代後半、フランスでの映画製作の現場が垣間見える佳作。マギー・チャンがしなやかに階段を上り、ホテルの廊下を抜き足で歩く様が美しい。
ルイ・フイヤード監督の古典映画『吸血ギャング団』については、…
このレビューはネタバレを含みます
いやもうどうなの?
映画制作についての愛憎ぶちまける映画にわざわざマギー・チャンを出して、あがりのフィルムはくそ前衛(悔しいことにイカス)って…。笑っちゃうわ。
なのに何かまあ確かに満足度はあるのよ…
アサイヤス版のアメリカの夜と言った感じ。マギーチャンを本人として扱うという奇手が面白い。かつてヌーベルバーグの旗手として鳴らした名監督が次回作として選んだのは女泥棒が活躍するサイレント映画時代の古典…
>>続きを読むアリシア・ヴィキャンデル版の予習。
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フラン…