イルマ・ヴェップのしうのネタバレレビュー・内容・結末

いやもうどうなの？
映画制作についての愛憎ぶちまける映画にわざわざマギー・チャンを出して、あがりのフィルムはくそ前衛(悔しいことにイカス)って…。笑っちゃうわ。
なのに何かまあ確かに満足度はあるのよ…。
あらゆる場面で入れ替わり立ち替わりに人々が踊るように喋り動き感情を撒き散らし、その波間で良心のように、けれども異物としてマギー・チャンが存在する。

どうやってこの感じ撮ったのよ…。

あまりにバラバラかつ強烈なスタッフ達の、それでも実在感とそれぞれのストーリーが魅力を持ちつつ絡み合い、最後には放り投げられる事に物語性の破壊と快感を感じれる人は幸いだ。
私は正直「クリーン」なんかよりよっぽど好き。