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ディザレット(原題)
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『ディザレット(原題)』に投稿された感想・評価

「Deseret」

「死ぬまでに観たい映画1001本」の内の一本として掲載されているドキュメンタリー映画。19世紀から20世紀末にかけてのユタ州の歴史を映像を流しながら語る80分間。

ユタ州といえばモルモン教。モルモン教を題材にしたミュージカル「The Book of Mormon」の影響でブリガム・ヤングという人物については名前くらいは知っていたが、それ以外の知識は全くなく。

正直、これが1001本に掲載されている理由はわからないし、ユタ州の博物館で流しとけば十分じゃないかとは思う。内容もユタ州で起きた殺人事件とかのことが含まれているし、全てのエピソードが、今のユタ州が形成されるに至った歴史的事件というわけではない。

あくまでも実験映画。1001本を完走したい人とユタ州の住人、モルモン教徒以外は観る必要がないのではないかと思う。でもこれを機にアンドリュー・ガーフィールドのモルモン教のドラマに手を出してみようと思わせられたので、その点に関してはありがたかった。
No.887[申し訳ないけどユタ州の歴史とかどうでも良いわ] 10点

私の精神衛生向上期間に見ようと思った”誰もレビュー書いてない映画”なのだが、「David Holzman's Diary」ほど惹きつけられることもなく、リスニング能力をフル活用しても対応できなそうだったので何回か寝落ちした。けど、後述の通り寝落ちに優しい映画だった。

題名の”ディザレット”とは1849年にモルモン教徒が入植していた地域の名称で、名前はモルモン書の中のミツバチを意味するらしい(Wiki調べ)。ディザレット準州は政府に認められることなく、ユタ州となって残っている(州都ソルトレイク・シティはモルモン教の中心地)。モルモン教というと、「シカゴ」の”Cell Block Tango”という名曲の中で、”結婚相手がモルモン教で私の他に奥さん6人もいたから殺してやったわ!”という歌詞くらいでしか知らんのだが、彼らも色々大変だったらしい。

ニューヨーク・タイムズが創刊した1851年以降のディザレット或いはユタ州についての93の記事を年代順に読み上げながら、それにあった現代の映像を重ねている(らしい)。岩や河、廃墟、どこにも続いてなさそうな道を映し出し、そこに暮らす人間たちが翻弄し続けたディザレットの大地を見つめている。これら春夏秋冬のディザレットの大地は美しい…が、それ以上でもそれ以下でもない。固定カメラの美しい風景ならナショナル・ジオグラフィックで間に合っているし、特にユタ州に魅力を感じるわけでもないので、82分もあるのはただの拷問。寝落ちして起きても同じような風景だった。

ベニングは何を伝えたかったのか。自然はこの事実を覚えているのだろうか?というつまらない問いだろうか。それなら、私が答えよう。自然は覚えていると思うよ。

追記
私はこういう映画に面白味を見いだせるような人間になりたかったけど無理そうなので諦めよう。
風景をただじっと映すジェームズ・ベニングのスタイルとセンスはメカスやストローブ=ユイレっぽくもあって嫌いじゃないし、前半モノクロでサイレント風なのも好みではあるけど(おそらく現代の風景を昔風に加工してみたかったのだろう)、さすがに静かな景色にナレーション付けたものを80分も垂れ流すのは挑戦的すぎやしないか?

あと前半を19世紀中頃、カラーになってから20世紀前半って提示するのはあまりに嘘とわかりやすすぎて、年代が近づいても真実味が強くならなかったから、もう少し本当にその時代に撮ったのかもしれないって年代(前半なら20世紀初頭なりに設定するとか)に最初からした方が良かったかも。

でも基本眠くなるとはいえカラーになった瞬間には少し驚きがあって、執拗に同じことを繰り返すと些細な変化にも敏感になるという好例にも思えた。

でも出来としてはランドスケープスーサイドとかの方が普通に良かったように思うし、何故これが1001の映画に選ばれてるのかは不思議。(90年代前衛映画の典型ってこと?)