ライルゴーチン

ガンスリンガーの復讐のライルゴーチンのレビュー・感想・評価

ガンスリンガーの復讐(1998年製作の映画)
3.5
1998年に制作の異色のマカロニ・ウエスタン。
バッケージには1860年が舞台のように書かれてますが、使用しているのはピースメイカーなんで1875年以降のはず。

こちらのソフトではオリジナル伊語の95分版と映像特典に英語の約86分版が収録されています。

まず英語版からの観賞でしたが画質の良さに感動😆
画質なんて期待して買っていなかったので嬉しい誤算でした。
オリジナルに比べ色んなシーンがカットされて短縮されてますがデヴィッド・ボウイとハーヴェイ・カイテルのシーンには問題ありません。
オリジナルは別人の吹替になっていますので、寧ろ二人目当てなら英語版のほうが楽しめます。

メインのオリジナル版はそんなに酷くはありませんでしたけれど、英語版に比べると画質に見劣りしちゃいます。
吹替も口の動きとシンクロしてなかったり、本人の声じゃないのが大きなマイナスです。

主人公が殺生や暴力嫌いのドクターなんで、ほぼ家族の絆を描いたドラマで派手なガンファイトはありません。
ですが渋いハーヴェイ・カイテル、サイコパスなデヴィッド・ボウイを観てるだけで楽しめる作品でした。

ドクターの息子ジェレマイアが『シェーン』のあの子に似ていて可愛かったです。

ピノ・ドナッジオの音楽も素敵。