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ガンスリンガーの復讐のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

ガンスリンガーの復讐(1998年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

開拓時代は過ぎ去り、街には鉄道が敷かれ、先住民は保留地に住み、白人開拓者ドクと酋長の娘パールの結婚が象徴するように平和が保たれている街に、伝説のガンマン!ジョニー・ローウェンが帰って来た。

そこへジャック・シコラからジョニー宛の脅迫状が届く。
ジョニーが帰って来たことを心中では喜びながらも、ジョニーゆえに街中が危険にさらされたことを怒る息子のドク。
そんな互いに愛情を素直に表現できない拗らせ親子の物語。二人の心の架け橋になるのがドクの嫁のパールと息子のジェレマイア。

...なんだけど、そんなことより、
デヴィッド・ボウイが、ジョニー・ローウェンを追い続けている危険なサイコパス野郎ジャック・シコラを演じている。

襟立ちのロングコートに細身のスーツ、ハットには羽飾り、髭面に眼鏡をかけ、左耳にピアスのボウイが颯爽と登場。

夜にはジョニーがいるドクの家の前に陣取り、ロッキングチェアをゆらゆらさせながらギターを爪弾き「ジョン・ブラウンの屍」を披露してくれる。

翌日は、ウィロー先生の眼鏡をかけて学校の子供たちの前に現れ、ジョニーの孫ジェレマイアを誘拐しちゃう。

そんなデヴィッド・ボウイに釘付け👀

この後の展開はあっという間。
ジェレマイアは、母パールが救出し、手下どもは、バーテンダーが、撃たれながらも始末する。
その間にジョニーは、埋めておいたガンベルトを掘り出しに父親の墓へ行くが、ナント!無くなっていた!!

で、丸腰のジョニーの後ろから、ボウイ演じるジャック登場!
どーするんだ!おい!の状況で、フラフラと現れたのはジェレマイアの親友ジョシュア。ジョニーのガンベルトを腰に巻いている|д゚)!!お前かッ!ジョシュア!

そして伏線を回収しながらの呆気ない終幕。
ジョニーVSジャックではなかったんかい!
ホントに呆気なくて唖然。

伝説のガンマンが、銃を墓に埋め、いざという時に掘り起こしに行くのは「ジャンゴ/灼熱の戦場」のオマージュなのか。

「シェーン」も銃とはおさらば映画だったけど結局は戻って行ったからね。
本作は、ジョニーが二度と銃を手にしなかったという意味では新しかったと思う。
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