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RE:BORNのheroheroのネタバレレビュー・内容・結末

RE:BORN(2015年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

セリフの多くが厨二病的なのだが、そういう作品だと割り切って観れば充分楽しめる。
そもそもが、琉球古武術からくる身体操作であるウェイブを取り入れたゼロ距離戦闘術ゼロレンジコンバットを、会得者である坂口拓が特撮を使わずに実践して見せる事が主目的とも言える作品なので、物語に深みを求めるのは野暮というものだろう。
作中に出てくる演者もほとんどの者が、敵の子役も含め戦闘術を身につけているとの事で、格闘アクションシーンはなかなか見応えがある。
ただし、銃器を持つ敵に周囲を囲まれてからの戦いは、少々説得力に欠ける。
観る側としては、マンガのような超人技を求めているわけではないので、余りにも現実離れし過ぎた状況設定には、興を削がれる。
そこの所は、もう少し脚本で何とかならなかったのかと残念に思うのだ。
それと、最初と最後のナレーションは、作中に出てくる子供の将来の声なので、その声を空手家でもある武田梨奈に話させるのなら、ラストシーンでは少女が成長した姿として、彼女本人を出演させても良かったような気がした。
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