ジャッキーケン

RE:BORNのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

RE:BORN(2015年製作の映画)
4.5
日本映画に新たなアクション旋風を巻き起こした眠れる獅子が目覚めたウェイブアクション!アクション映画における面白い要素をふんだんに詰め込んだ和製ナーメテーターの傑作!

前線から離脱し静かに少女と坂口拓は暮らしていたが大塚明夫率いる傭兵軍団が殺しにかかる。ナーメテーター映画の路線をブレずに突っ走るストーリー

人通りが多い場所でもお構いなく襲ってくる傭兵をカメラに収めきれたないスピードで瞬殺する、360度両肩をゴリゴリ回しては最短のスピードで相手の攻撃、防御をさせる隙を与えずに瞬殺する「可変ウェイブ」が恐ろしいくらい強い
実際これを極めてしまった坂口拓はいとも簡単に人を殺せてしまうほどの戦闘能力を身につけてしまったのだから恐ろしい
現実的説得力100%の「可変ウェイブ」無双が本作の肝となっていてガンフーと同じく新鮮味のあるアクションだった
極めてタクティカルなアクション
銃弾を余裕で避ける拓さん人間じゃない

篠田麻里子始め一般人に紛れ込んだ傭兵がいとも簡単にぶっ殺される爽快感と篠田麻里子のアイドル性を無視してボコボコにする美男美女にも容赦しないところが素晴らしい、有名どころの俳優も関係なく拓さんにボコボコにされる

森での3人vs200人という大規模なウェイブ無双は本当に楽しい
リアルで強い格闘技を使ったという点ではセガールやボーンシリーズにも通じるが本作はカット割りのない嘘偽りのないカメラワークと演出のために一切手を抜いてない拓さんの技術が融合していてアクションのインパクトと説得力どちらも備わってる
森にアクロバティックに立ち回ってる子は「トーキョートライブ」にも出てたよね

大塚明夫さんは雰囲気が最高だしあのスネークボイスが最高、配役が最高

後半の展開はもろに「アジョシ」で最高だし少女と拓さんの親子関係の意味がグッとくる
とりあえずもっと拓さん無双を拝みたい

アクション全体のクオリティが高いのは
総監督の下村さんも関わってるのもあるし
今年旧作で見たアクション映画の中でもかなりの傑作だと思ってます