このレビューはネタバレを含みます
黒田敏郎(TAK∴)、元傭兵で現在コンビニ店長。ひょんなことから古巣の傭兵部隊員から狙われ、とりあえず全員殺していく。
銃弾避け過ぎ。古寂れ気味の街に襲来する刺客を次々返り討ちにするのスタイリッシュ過ぎる。名もなきモブ戦闘員をギッタギッタとバッタバッタと倒していくの速過ぎて何やってるのかわからん。中ボスも大ボスも仲間もみんな動け過ぎ。アクション万博だ、これ。
全編アクションが派手じゃなくていい。殺傷能力全振りがここまで極まると恐怖しか感じない。これが、ゼロ・レンジ・コンバットなのか。絶対大動脈切るムーブ格好よすぎた。
映像的にも見易く撮ってくれてるんだろうけれど、撮影側がついていけてないように感じる。勿体ないと何度思ったか。多分、もっともっと格好よく撮れると思う。と言うより、動きが速過ぎるのも考えものなのかも知らない……。こういうのに莫大な予算がぶち込まれるような国になって欲しい。日本の映画の絵面は大体色味から構図からライティングから見辛い。いい日本人の役者さんやら監督さんやらスタッフさんやらみんな報われてほしい。
過去に所属していた傭兵部隊が進めていた洗脳計画みたいなものを見兼ねて、一人少女を救って逃走していたところを狙われたのか、何かしら特別な血を求められたのか。なんだかよくわかんないけど、なんだかアクションの密度が凄過ぎてどうでもよくなっちゃった。
国産アクション映画ってすごいんだなぁ……。もっと観ていかないと。
明日から肩甲骨ぐにぐにして生活していきます。