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光りの墓のnmnのレビュー・感想・評価

光りの墓(2015年製作の映画)
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オールナイト2本目。夢現の狭間を行き来しながら観ることになったけど、そうして観てもいい作品だったように思う。
すべてがどこまでも柔らかくて優しい作品だった。けれど、あとから、この作品が軍事政権下にある祖国との決別を表明するものだったことを知った。祖国に対するあまりにも深い絶望がこの穏やかさを生み出したのかと思うと、胸が締め付けられる思いがする。眠りに引き戻されてしまう人々、かつての景色の穏やかさ、掘り返されたサッカー場で遊ぶ子供たちがリフレインする。
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