キミシマユウキ

青い果実のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

青い果実(2013年製作の映画)
3.3
【簡単レビュー】
思春期で性に目覚めるもなんの知識もない少女が年上の奔放なお姉さんと共にひと夏の火遊びをしちゃうよってお話。
仏映画は「少女の性の目覚め」をテーマにすることが多い変態大国だが、悔しいかなこれをセンスの良い音楽や映像で芸術へと昇華させてしまうのだ。
『小さな惡の華』ほど過激な展開にならずほっとしたが、愛情と性欲の区別もつかないような儚い少女が成長の過程で傷ついて行く姿は哀しい。
主演の少女2人が時に幼く、時に色っぽく見える多彩な演技を魅せてくてくるので若干テンポの悪い今作も最後まで観ることが出来た。
とりあえずお父さん、お前が悪い(笑)