当時はかなり衝撃を受けた事件だった。
しかし、報道は部分的であり、他の事件に埋もれ風化してしまう。
この作品で、ニュースなどでは知ることができなかった側面を知ることができてよかった。
現実での被害者家族の本村さん、傷つきながらも感情を抑えつつ理性で会話をしようとあの年齢でそうそうできることではないと感じていた。
だからこそ訴えかける熱量が世間にも伝わったのかもしれない。
江口洋介と木村多江のくだりは不必要だという意見が多いが、仕事に生きてきた北川(江口洋介)が町田(眞島秀和)と関わりを持つことによって人としての体温を取り戻した、という変化を表現したかったのだと思う🙂
