セザンヌ、ルーヴル美術館訪問、アン・ラシャシャン、ロートリンゲンの4作が収録されているDVDを所有しているが、その中では短編である本作が1番好きだ。笑
抒情詩的で牧歌的な風景、歴史的建造物、語られる…
土壌と一体化した神の視点で見る、国境付近の町の歴史。非人称的な360°パンは最早長回しを概念化するレベルに達していて、お馴染みのナレーション(朗読)が見る者の無知を撃つ。メッス大聖堂の鐘楼を捉えたテ…
>>続きを読むゆっくりしたパンからタイミング良く遊覧船が最後繋がれるショットや行ったり来たりとパンの連続が続いたり
ドイツとフランスの境にあるロレーヌの歴史の土地に根ざした場所のパノラマな世界を見せつつ不准な情…
流れる景色に境界は見当たらないのに、歴史として仏独の曖昧な境界線が横たわっていて、幾多の争いがあったことを淡々と伝えるスタイル。一貫しています。
「フォルティーニ」とか「早すぎる遅すぎる」と基本的…
哲学における廃墟としての風景と建築物。歴史性を静謐に漂わせている。白い服の貴婦人のシーンはジャン・ルノワールじゃないすか。
この映画は日本では撮れないんだな。スクラップアンドビルドで歴史性を擲った…