ヨーロッパ2005年、10月27日の作品情報・感想・評価

ヨーロッパ2005年、10月27日2006年製作の映画)

Europa 2005 27 octobre

製作国:

上映時間:12分

3.6

『ヨーロッパ2005年、10月27日』に投稿された感想・評価

上映会にて鑑賞。
前情報なしで鑑賞した。ヨーロッパにおける「電気」について、とても暗喩的な作品だと感じた。また、繰り返し何かを見せることと何かを伝えることについて考えさせられる。

ストローブ=ユイレの初DV作品だが、2005年10月27日にアフリカ系移民の若者が警察に追われて感電死した事件を経て、フィルムへ拘り続けていたはずのストローブ=ユイレがDVを手にした意味を見出すなら…

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Yuhi

Yuhiの感想・評価

-
構造物は語るのか。状況と実践が結びついた映画。2人の少年が殺された現場。風と犬の咆哮。一瞬たりとも同じ瞬間などない。

この事件は、今年2023年の警察官によるナヘル殺害事件に伴う蜂起と直結している。
自然物、人工物、
犬、鳥、科学、
明暗、カメラワーク、
反復、ズレ、、、
“パリ郊外暴動事件”の発端となった事件の起こった変電所を捉えるカメラ、
社会の不条理への静かなる激り、、、
み

みの感想・評価

3.5

2005年10月27日の同じ場所、同じ構図の映像が繰り返される。全然わからんかったが変電所らしき場所だったのと映像の終わりに電気椅子なんちゃらとテロップが出るので、同じような映像の時間の経過を告げる…

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これまた訳が分からなかった。心霊映像を見ているかのような寒気を感じた。

変電所?の外から壁、入り口、また壁に戻り、ガス室 電気椅子という字幕が入る映像が五回繰り返される。

この変電所では警官に追…

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2005年パリ郊外暴動事件。2005年10月27日にフランス・パリ郊外で北アフリカ出身の3人の若者が警察に追われ逃げ込んだ変電所で感電し、死傷したことをきっかけにフランスの若者たちが起こした暴動。最…

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5回繰り返される同様の撮影地と撮影方法。ただだんだんと撮影地の太陽光の強弱、雲の形、環境音から異なる撮影日であることがわかってくる。
不勉強なので詳しくはないが、反復による強調がその場所の重要さに目…

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煙

煙の感想・評価

4.0

5回繰り返し。パンするカメラ。途中で反転し、犬の遠吠え。反転する位置、遠吠えのタイミング、露出、などが微妙に違う。微細な間違い探しの過程で、電気椅子などの禍々しさが日常に埋没する。あるいは、そもそも…

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tko

tkoの感想・評価

3.5
Rec.
❶23.12.16,アテネ・フランセ文化センター/ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2020
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