これまた訳が分からなかった。心霊映像を見ているかのような寒気を感じた。

変電所？の外から壁、入り口、また壁に戻り、ガス室　電気椅子という字幕が入る映像が五回繰り返される。

この変電所では警官に追われたアフリカ系移民の少年二人が感電死する事件が起きた現場らしい。この事件は、タイトルにもなっている2005年の10月27日に起き、これがきっかけでフランス全土を巻き込んだ暴動に発展した。

これを知った後だと、見え方が全然違うと思う。

どうやらとある事故が起こったらしい場所らしいが、そこをエンドレスエイトみたく微妙に違う撮り方で5回連続して流す試みは、確かに面白かったけど当然ながら困惑。

ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ監督作品。
警察に追われ変電所に隠れていた15歳と17歳の移民少年が感電死した事故現場を撮影した作品。

事故現場をパンしながら撮影し、犬が吠えながら「電気イス、ガス室」というテロップが入る映像が5回繰り返される。それぞれ撮った時間が違うみたいで、微妙に違う。変電所の後ろの雲がとてもいい。

犬が吠えるのと同時にテロップが出たりと、犬の鳴き声がコメディ的。