3時間かぁ…と覚悟して見始めたけどあっという間だった。タイタニックよりも体感時間短かったかも。予測のつかない展開にちょっと戸惑いながらも不思議と引き込まれた。
結婚生活の終焉あたりから急に奇妙な世界に迷い込んだような展開に。ストーリーテラーでタモリさん登場しちゃっても変じゃない。
その奇妙な世界への水先案内人が綾野剛演じる安室。金のためならなんでも割り切れる無慈悲で頭の切れる悪人って感じのこの男に、主人公七海は仕組まれた道をまんまと歩まされる。
いつも自信なさげで生徒にからかわれるほどにか細い声だった七海が、最後のシーンでは晴れ晴れした表情で声を張って「ありがとうございました!」と別人のように。
安室に騙されていたはずが、結果的に今までの自信のない自分の殻を破って新しい自分見つけた!みたいになってる。
偶然そうなっただけなのか、この物語の仕掛け人であり怪しく謎めいた存在の安室がそうなるように導いたのか。
なんとなくそう思わせるところにそこはかとなくファンタジーの香りを感じさせたし、そこが個人的に楽しめるポイントだった。
あと思いがけず我が青春の森下くるみさんが出演してて歓喜\(^o^)/