とぉむ

リップヴァンウィンクルの花嫁のとぉむのレビュー・感想・評価

4.5
個人的、
岩井作品で No.1☆

派遣教員の 七海が、
何でも屋の 安室と出会い、

思いもしない運命へと
導かれていく人間ドラマ。

これは、

岩井俊二 監督版、
“ふしぎの国のアリス"だ。


ファンタジーでは無いが、

ここで描かれる非日常の世界は、
現代日本の裏側を見るかの様だ。

実はこの脚本、
監督が黒木華を 当て書きしたもの。

彼女のファンなら、
至福の三時間になるだろう。


何でも屋を演じる、
綾野剛の“グレー" 的な魅力。

Coccoの、
圧倒的な 存在感。


何処を切り抜いても、
名場面になりそうな 映像美。


よくよく観ると、

まるで都市伝説の様な、
バックグラウンドが存在するが、

不思議と
爽やかな印象を残してくれる。

定期的に観てしまう、良作♪
とぉむ

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