実話ベースの告発もの。昔に比べてこの手の映画は少なくなったようですが、自分は嫌いではない。
アメリカンフットボールの元スター選手が50代で次々と自殺したり、認知症になったり。
アフリカ出身の監察医が、これらの死者の脳を研究し、アメフトが原因と特定したため、NFLと対立してゆく。どうやらNFLは原因を知りつつ組織的に隠蔽していたようなのだ。
内容は地味で生真面目な上に、マイケル・マンの『インサイダー』に似すぎている。まあ、組織が告発者を追い詰める手法は似通っているのだろう。恐ろしい。
で、選手の遺族たちがNFLを訴えたという以外、結局何か変わったのか、よくわからない(何も変わっていなかったりして)。裁判の結果もどうなったのか…。もやもや。
奇しくも元横綱曙が僅か54歳で亡くなったという報道が今日あり、相撲は大丈夫かな、と思った。健康的なスポーツではないですよね。