再見したら相当面白い。文学そのものについて取り組んだ映画の一本かと。冒頭の雑木林内でストローブと若い男が会話し合う手持ちの移動ショットにおいて、参照されるテキスト自体はあれど、ここでの二人のやり取り…
>>続きを読むジャン=マリー・ストローブ監督作品。
アルザス地方について、ジャン=マリー・ストローブ自身が演じるロレーヌ人とアルザス人青年との会話を映す。ほとんどは青年のアルザス地方についての語り。ドイツ領にな…
《おお至高の光》が根源的な人の存在意義、言葉の存在意義を探るテーマだったとすれば、こちらはより規模が個人的。フランス国への想い、生きていくうちで関わるあまた人間たちへの想いを、名もなき二人の登場人物…
>>続きを読む手持ちカメラで人物を追う映像ってのがストローブの作品であまり見かけないものだったから中々新鮮だった。
でも毎度ながら何か語ったりテキスト読んでたりしてても、話したり聞いたりしてる人物や背後の陽光が…
ストローブ御大自身が役者として出演。モーリス・バレスの「東方の砦」三部作の第1部「ドイツに仕えて」抜粋とのこと。アルザスの問題がテーマだが(ストラスブールの名前も出てくる)、ここは周知の通りフランス…
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