Paradise valleyって意味の名前の坂の上にある街での旅行記映画
登るのは降りるのより10倍の時間がかかり、上での生活は下での生活に比べて維持するだけでも大変っていう街の生活が、人間の歴史や人の一生の比喩のようになっていて、そこでの上下運動が泳げるセイウチと飛べるカモメ間の自然の上下運動と対比的になっていたりなど、協力したクリスマルケルの映画と同じで、ただの旅行記じゃなくその土地での歴史や生活を比喩的に語るものになっている
そしてその坂の上での生活に対して詩的かつ温かい視線で撮られた映画
っていうの関係なく、坂の上に街があってその坂ゆえに独自の工夫が凝らされた生活が営まれているっていうシチュエーションが最高すぎて最高の映画