ディセンダントのtomie77のネタバレレビュー・内容・結末

ディズニー作品の登場人物達が暮らすオラドン王国では善良な人々が平和に暮らす一方、ヴィランズ（悪役）やその子供達はロスト島に隔離されていた。
罪もない子供達まで島に閉じ込めるのは理不尽だと考えたベン王子の提案で、マレフィセントの娘マルら4人のヴィランズの子供達が王国のハイスクールに招待される事になる。王国への復讐を企む親の命令で魔法の杖を奪おうとする4人だが、学校生活に馴染むうちに悪であろうとしてきた自分達の姿勢に疑問を持って…。

出自や親や、周りから押し付けられるイメージに従うのではなく、自らの意志で自分の心に従って生き方を決めるべき、という前向きなメッセージを歌やダンス満載で魅せてくれる。外見より中身を見てくれる男の子が現れるなんておとぎ話じゃあるまいし…と、おとぎの国の世界の住人が愚痴るなどディズニーの自虐ネタも炸裂していて面白い。
ヴィランズの子供たち4人組の仲の良さ、特にマルとイヴィが姉妹のように互いを思いやるのが感動的。自分が望むように生きようというメッセージが心に残る。衣装も美術も可愛くて映像面も楽しめた。