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リンの夢のeigajikouのレビュー・感想・評価

リンの夢(2014年製作の映画)
4.1
「2015ドイツ映画 映像の新しい地平」
ピエール・エテックス レトロスペクティブ『大恋愛』の走るベッドで思い出したのが本作のベッドが走るシーン。
自分の記録調べたら『大恋愛』を最初に見たのが東京フィルメックス2015の11月23日で、本作見たのが11月5日だったから、私の記憶は時系列になってるのか⁉︎偶然だけどなんかびっくりした。

ベッドの下に潜り込んでベッドの上の様子を伺う映画は結構ある気がするけど、本作はリンがレズビアンを自覚するのが今日的だし印象的なカットや映像が斬新だし、同じく同時期に見た『バードピープル』の主人公アナイス・ドゥムースティエと本作主人公リン(ヴィッキー・クリープス)がホテルのルーム・メイド繋がりと不思議な物語感覚が繋がる。
そして私の個人的な体験問題だけど昨日ヴィッキー・クリープス主演『彼女のいない部屋』見たからなんだか頭グルグルしちゃう。1人で勝手に『彼女のいない部屋』みたいじゃん!となってる😳

鑑賞当時2015年の自分のブログに書いてあったことが発掘できた💦《強迫神経症気味のホテル室内清掃係のリンが、
SMの女王の仕事をしているキアラとの新しい愛(同性愛)に目覚める。完璧な色彩デザインと素晴らしい構図、光が美しい端正なルックの作品。
女性2人がユニセックスな雰囲気なので、
『アデル、ブルーは熱い色』のような
肉感的なセクシーさはない。
リンの病んだ精神の回復、解放が描かれる。
抑えた演出ですが、ヌードや濡れ場は結構あって、刺激的な描写も少しはありました。
私の後ろにいた年配女性は『顔のないヒトラーたち』のパンフを持っていました。映画が終わった後、困惑したようなすごくコワイ顔をしていました。( ´艸`)
他の年配女性と「ちょっとこれはねェ...」と話しているのが聞こえましたよ。
何と言ってもこの特集上映の題が
「2015ドイツ映画 映像の新しい地平」なんでネ。
まだレビュー書いていない、やはりホテル清掃係の若い女性(アナイス・ドゥムースティエ)が、主人公のひとりの私のお気に入りの作品
『バードピープル』と合わせて書きたいのだけど...》
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