とんでもなくストイックな映画。どんなに理不尽な目にあっても与えられた仕事を黙々とやり遂げるという、極めて日本的な美学を徹底的に描き切っている。そこに美しい山々の映像美が映える。映画的には展開が淡々と…
>>続きを読む第一人者が通る道はだいたい過酷。
測量隊や山岳会とは対象的に、野生のカモシカとライチョウのたたずまいのほうが自然で気品を感じた。大自然を相手にすると、人間はやっぱりお邪魔している感が出てしまう。
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たまに公開されるいわゆる登山映画をどういう観点で見ればいいのかずっと分からなかったが、この映画で「ひとつのプロジェクトに皆で協力して立ち向かうお仕事ドラマ」として見ればいいのかと納得した。
そして…
「劒岳 点の記」製作委員会