さー

砂の城のさーのレビュー・感想・評価

砂の城(2017年製作の映画)
2.8
イラク戦争を舞台にした作品。
学費を稼ぐために入隊した主人公。冒頭の彼はちょっとナメてます。
なんというか…覚悟も何も出来てないフワフワした青年。
「あ〜戦争イヤやわぁ。けど学費いるし、しゃーないわぁ」って雰囲気がダダ漏れしてます。

後方支援あたりに就く予定が、ここはやはり戦争モノ。何が起こるかなんて分かりません。
彼に与えられた任務は、友軍が現地の水道管を爆破したその代償に自分たちで水道管の修理をしろというもの。
爆弾飛び交う前線へ赴くのだから、もちろん超危険。
バクーバにて渋々任務に就く主人公。
大変な作業の甲斐も虚しく、あとひと息のところで敵軍により水道管は再度爆破され、犠牲者もでます。

最終的に彼は帰還命令により任務を終える。
迎えの飛行機に乗り込む主人公は、現地入りしたばかりの新兵たちの行列とすれ違う、、私はこのラストのシーンがやけに印象的でした。
彼には帰還命令が出たけど、戦争が終わったわけではない───
まだまだこの戦いは続くんだなぁと。

テロリスト達が実行したアメリカ同時多発テロ事件(ユナイテッド93レビューあります)
あそこから全てが始まったのだ。
約20年に渡る戦いの最中の物語です。
さー

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