アンソニー

ジュラシック・ワールド 炎の王国のアンソニーのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

総合的には楽しめた。
でも、個人的に納得できないところが
いくつかありました。

前半の島でのアクション良かった。
噴火がラストに来ると思っていたから
こんなに早く島を出るのか!って
驚きました。
後半のオークションの流れも
面白かった。

ただ最後のシーンが異議ありです。
恐竜を施設に入れたまま殺すのか
それとも街へ解き放って被害は出るが
恐竜を生かすのかという選択を
主人公たちは迫られるわけですが、
僕としては殺す方が良かったと
思ってしまいました。
恐竜も生命でありクローンでも生きている。
それは理解出来ますが
関係の無い人々に被害が出ます。
「人類が犯した罪」と言いますが
主語を大きくし過ぎじゃないかなと。
冒頭で大多数の人は犯した罪を認識して
保護するか自然に淘汰されるかの
議論をしています。
確かに悪い大人はいますが、
恐竜のことを真剣に考えている
市民を危険に晒すのは違うかなと
思ってしまいました。
しかも、それを子供にやらせてしまうのが
とても嫌でした。
「子供がやっちゃったことだから」
みたいに処理されてる気がします。
それこそ責任から逃げてませんか?
「シリーズ化したいから」
「ビジネスだから」
という意図が根本にあって、
後出しのクローン設定を
理由づけにして行動させたように
見えてしまいます。
エンタメ映画にそこまで求めるのも
違うのかもしれませんが…。

内容が内容なので僕も真剣に
考えてしまいましたが
そこまで真剣にさせてくれる
良い映画だなとも思いました。