mitz

ジュラシック・ワールド 炎の王国のmitzのレビュー・感想・評価

3.0
前作から三年後の世界。恐竜たちが放牧された島「ジュラシックワールド」内で火山活動が確認され、保護するのか?見殺しにするのか?という想定外の倫理的なテーマから物語は始まります。が、それも序盤のみ、あとはいつもの恐竜パニックムービーです。
今作で唯一趣向が異なるのは(相互的観点で)人間が「悪者」となっていることです。しかし残念ながらそこから展開されるストーリーは至って平凡で、朝三暮四的な構成に終始します。
舞台は大自然からある場所へ移ることも相まって、世界観はややスケールダウンしますが、躍動する恐竜たちの圧倒的な絵力のエンターテイメント性はこれまで以上に高く、聴くに耐えない吹き替えを我慢してでもMX4Dの鑑賞を強くお薦めします。
ラストシーンから推測しても相変わらずの続編中毒映画です。そのため今作を「ジュラシックワールド1.5」と捉えると次回作には大きな期待が持てます。

ちなみに鑑賞中に最も興奮したのは「シン・エヴァンゲリオン劇場版:∥」の予告編でした。
mitz

mitz