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ジュラシック・ワールド 炎の王国のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

2.5
『極上昇華のバケラッタ👻』

トム様主演最新作とレビュー前後しますが、こっちのシリーズの最新続編も実は先月15日の公開3日目には鑑賞済でございまして...😌

何とも突き抜けない丁度0と5の真ん中にあたるこのスコアでありますが、奇しくも前作の『ジュラシック・ワールド』と一緒のスコアという事にあいなりました💧その“新”前作にイマイチ乗りきれなかったボクですが、容赦無い描写有だった『インポッシブル』のバヨナ監督であるという事、公開直前の予告に映し出された“大きすぎる魚影”に心踊った事、ゴールドブラムさんの帰還等に儚くも少しばかりの夢と期待を抱いて劇場へ赴いたのでございます🙇

と、上記理由を観ていただくとお分かりいただけると思うのですが、見事なまでに『ワールド』に思い入れが無いボクなのです😅前作鑑賞時同様、意地悪してるつもりなんかは全くありません。この“自分に正直”が出せるとこがまた、このフィルマの魅力だとボクは思っているのですが、いかがでしょうか❓ハイ、それでは今日も忖度無しで参ります🙇💦

まず端的に言いますと、前半そこそこ面白く、後半つまらなかったです... と、これでレビュー終わってもいいでしょうかねw😂 だめですよね💦スケールアップした王道感溢れる前作からの脱却や、シリーズとしての新展開、オマージュという名の呪縛、様々な要素を内包しつつまずバヨナ監督よくガンバりましたね❗️その点においては称賛に値すると思います。ただ、それが好きどうかは別という事になりますが...

今回このシリーズ最新作を観て、昨年末『SW:EP8』が賛否両論だったのを思い出しました。前に進む為に捨てなければならないもの。『SW:EP8』については、別に元々シリーズのファンでない事もあって、好意的なレビューをしたためたボクでしたが、今なら“否”の判断を下した方の気持ちも何となくわかる気がする😳前半そこそこ面白く、後半つまらなかったなんて言うと、「それは前半が派手で後半が地味な展開だったからでしょ😠💢」って怒られそうですが、決してそれだけでは無い❗️前半に今までのシリーズにおける終盤的クライマックスを持ってきたのには良くも悪くも驚かされました😲‼️そのシークエンスのとどめとも言える“とある影”、これは一作目から観てるファンなら泣いちゃうかもじゃないですか❓その点において、『SW:EP8』における別れの辛さを思い出しました。

で、そこからの後半。監督のデビュー作や『怪物はささやく』でのホラー的演出を活かしたと見れば聞こえはいいものの、個人的には単なるスケールダウンにしか映らず⤵️というか、もうその悲劇は散々繰り返し過ぎてて、「もうええわ💦」って感じたのが正直なとこ。眠くて眠くてしょうがなかった😴二作をかけての題名への着地は唸りそうになりかけるも、最終的に感ずるは「思えば遠くへ来たもんだ」的虚しさなのでした。

この最新作を観た後、「今、観直してみればもしかしたら...」という淡い期待を抱きつつ『ワールド』を再鑑賞してみたのですが、やっぱり合わず... もう圧倒的にハイブリッドなヤツに冷めてる自分がいるんですよ😅だから、この設定で行く限りボクはダメなんだと思いますw

そういえば、先日湯船に浸かってる時ふと思ったんです。「スコアで言ったら圧倒的に『ジュラシック・パーク』だよなぁ」って。でも、「良く考えてみたら一番好きなのは『ロスト・ワールド』かも」って。今までは設定や内容の事を好きだと思ってたけど、多感な時期に様々な映画を観て過ごしたスピルバーグが本気で取り組んだB級映画に惚れてるのかもって。

だって、やっぱスゴいんだもん❗️
よくよく観てみると、おぞましくてそれでいて悪趣味なのに、結果的には極上のエンタメ娯楽作に昇華されてる。本来B級のはずがA級にバケラッタ👻してる❗️この“好きこそものの上手なれ”感は、ボクの大好きな桑田さんにも通ずる要素だと思うのですが、その手腕に惚れてるだけなのかもなんて思わされてしまった、暑い夏に冷静にさせられた一本となりました🐼✨
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