なんとなーく面白そうだなあ、と思い鑑賞。
基本的に妻夫木聡さんが出演している映画は面白い。暗いけど面白い。
カエル男の正体が妻夫木聡さんと知らずに観ていたので最後の最後に妻夫木聡さんの姿が出た時は驚きました。多分映画通して一番の驚きだったかなあ。
あらすじも何もかも分からない状態で観たので、衝撃が多い映画でした。そもそもカエル男が執行する「5つの私刑」が強烈。
「ドッグフードの刑」：鎖に生きたまま繋がれて犬に食われて生き餌にされる。
「母の痛みを知りましょうの刑」：計量器の上に死体を切り取り、出生体重分の肉片が残されている。
「均等の愛の刑」：身体を頭部から縦に切断された死体が娘と母がいる家、そして愛人の仕事場へ段ボールの中に入れて送られる。
「ずっと美しくの刑」：美容整形を繰り返していた女性が裸にされた状態で冷凍死。
「針千本飲ますの刑」：両手を後ろ手に縛られた状態で、口の中に釘を一本一本入れられた状態で窒息死させられる。
どれも前情報がないと割とショッキングな内容でした。殺された死体のビジュアルも、苦手な人からしたら苦手だろうなあ、と。
スプラッター系作品の死体が苦手な人は無理だと思います。
クライマックスの小栗旬くん演じる沢村久志が妻夫木聡さん演じるカエル男の家に乗り込んだ後もなかなかな感じでした。
どんでん返しと言えるほどのどんでん返しはありませんが、胸糞は悪い、後味は悪い。
きっと無理って思う人も少なくないと思いますが、私は好きな作品でした。
