2023年450本目
WOWWOW FILMS
原作未読
実写『るろうに剣心』シリーズでお馴染みの大友啓史監督作
雨の日にだけ起こる猟奇殺人事件追う沢村刑事が、犯人の「カエル男」の仕組んだ罠にハマり、事件の当事者へと誘い込まれていく。
ところどころデビット・フィンチャー監督の『セブン』と似ている箇所があり、見るに無残な死体が多数登場するので、本作が映倫区分でG指定なのはちょっと信じられない。
主人公の沢村刑事を演じた小栗旬さんの熱演が素晴らしく、鬼気迫る表情や感情を爆発させて叫ぶ姿は迫力満点。
裁判員裁判を描いた作品でもあるので、裁判員のプライバシーの問題や、裁判員のその後の人生に与える影響など、裁判員制度の是非について考えさせられた。
後味の悪い終わり方がこの作品にぴったりでけっこう好き。
見終わるまでカエル男役が妻夫木聡さんって気付かなかった。
