刑事の沢村久志(小栗旬さん)は仕事に熱中しすぎて妻である遥(尾野真千子さん)と息子の将太(五十嵐陽向くん)は家を出ていってしまった。そんなある日、沢村は犬に食い殺された猟奇的事件を担当する。その犯人は現場に刑の名前を記された紙を置いていた。そしてその後も猟奇的殺人は続く。被害者の共通点はとある事件の裁判員裁判であった。その裁判員裁判の中には沢村の妻も参加していた。
物語のテンポもよくすごくおもしろかった。伏線もあるし無駄なシーンがあまりない。雨の日というのが大きな意味を持ち、作品全体は屋外だとほぼ大雨が降っている。それが作品全体を軽く感じず、重さにも感じていい。だからこそ、沢村の妻と息子がどうなるか本当に読めなかった。
小栗旬さんの熱演、妻夫木聡さんの怪演がものすごく素晴らしい。配役はこの2人で本当に正解だと思う。小栗旬さんの叫び、妻夫木聡さんの快楽のお芝居がすごくよかった。
