ふるやま

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生のふるやまのレビュー・感想・評価

4.0
1989年公開の「のび太の日本誕生」は、個人的歴代長編ドラえもん映画の中でトップ5に入るくらい好き。(ちなみに他4つは「(旧)魔界大冒険」、「アニマル惑星」、「夢幻三剣士」、「銀河超特急」)

往年のファンから根強い人気を誇る「日本誕生」を、2014年公開の「新・のび太の大魔境」で、友だち思いのジャイアンの勇姿、サベールとのび太の一騎打ち、大迫力の巨神像バトル、旧作よりペコに熱い人間味が加わった友情ドラマが展開して新旧ファンから絶賛された八鍬監督が再び監督を務めリメイク。

以下ネタバレ
観ました...大満足です!八鍬監督は2作連続でリメイク成功なので、さすがと言ってはいいのではないかと思います。今作の「新・日本誕生」は「新・大魔境」同様に友情描写が熱く、旧作以上にのび太とククルとの友情に焦点が置かれていて、ひみつ道具もたくさんでてきて戦闘描写にかなり力が入っています。
旧作の不満点だった肝心のラスボスのギガゾンビの最後があっけない、タイムパトロールが万能すぎる...が解消され終盤のペガ&グリ&ドラコ&のび太の乱入からの、ドラえもん達、ヒカリ族、クラヤミ族、ギガゾンビを交えてのバトルが超パワーアップ‼展開は旧作とほぼ同じでも鳥肌必死では!?
タイムパトロールの登場タイミングもバッチリで、よく見るとタイムパトロール隊員の中にあの人が...など藤子ファンにはうれしい限り。最後のペガ、グリ、ドラコとの別れは泣いてしまう。(ドラえもんの時空乱流解説、トラウマツチダマ描写は旧作の方が怖かったですが...別にそんなことはいいんだ!
エンドロールもほんわかしてて良い。

昨年の「宇宙英雄記」にはガッカリしましたが、今年の「新・日本誕生」で八鍬監督が持ち直してくれました。ドラえもんって子ども向けの映画ってやっぱり思われてるけど今作は大人でも楽しめるくらい抜群におもしろいので大勢に人たちに見てほしいです!!
来年は新作オリジナルかな?寺本監督戻ってきて!!
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