えりみ

イップ・マン 継承のえりみのレビュー・感想・評価

イップ・マン 継承(2015年製作の映画)
5.0
「シリーズ3作一挙上映」(※既に終了)という企画を発見し、初めて利用した早稲田松竹は思った以上にきれいで席間隔も広く大きなスクリーン。3作目はDCPでグッとクリアな映像に。これはこれでイイ♪
このシリーズは絶対順番にみてください!っていうおススメに従って正解。

前作から10年が経過、傍若無人な英国人の鼻を明かしたイップ師父は街の名士となり香港も好景気に沸いているが~
売りはマイク・タイソン出演。これにはかなり懐疑的(どうせハングオーバーくらいのチョイ役やろ)やったんですが凄い!!ちゃんとボクシングシーンあり。撮影技術もあるとは思うけど、50手前とは思えないキレとスピードに驚愕Σ(゚Д゚) まさかデンプシーロールまで披露するとは(漫画はじめの一歩の主人公の必殺技はここからきてます)。
しかも映画の中では中ボス扱いで、これ以外にも狭いエレベータ内で嫁さんを守りながらヘビー級ムエタイ刺客と格闘したりとアクション盛り沢山。
クライマックスはマックスチャンと詠春拳vs詠春拳バトル。
棒術、刀術、体術と魅せまくり3作目にして初めて1インチパンチ(寸勁)発動!
もうこの辺りは史実がどうとかもういいです。
成長したブルース・リーがまた出てきましたけどホンマどうでもええ。
彼が師事してなくても葉問そのものが偉大な人格者ですから。

今作のみどころはアクションより3作目にしてやっと妻ウィンシンに献身的な愛を捧げるイップマンの姿、これに尽きる。
ダンスシーンやウィンシンに「あの音が聞きたい」と言われて木人椿を叩くシーンは涙涙。
ロッキーのエイドリアンよりウィンシンの方が百倍別嬪やし。
デジタルのせいかリン・ホンのきゅっと上がったヒップラインが目立つ、目立つもう釘付け。ホンマ至福の連続鑑賞でした♪
えりみ

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