てれ

ダンガル きっと、つよくなるのてれのレビュー・感想・評価

4.8
「スポ根×インド女子=最強」
面白かった。ほんっとうに面白かった。
まずレスリングの動きを魅力的に映すためのカットが素敵。臨場感に溢れていて、気づけば本当の試合を見ているように応援していた…それくらい画面に釘付けだった。

周囲の嘲笑に晒されながら、根性と実力でそれを打ち破ってきたギータとバビータがカッコよすぎる。嫌々始めたレスリングがいつしか自信へと変わり、根強い男尊女卑も揺るがすようになっていたことにとても感動する。
マハヴィルの鬼指導がもうスポ根漫画のテンプレ。娘達に厳しさと情熱を注ぎながら苦悩もする。それはやはり愛なのだろうと、演じるアーミルカーンの表情が語っていて素晴らしい。また特典でアーミルの血の滲むような肉体改造を見て、やっぱりアーミルは役者のプロ中のプロだと思った。

そして子供時代のギータ役のザイラー・ワシームの演技が本当に良い。「シークレットスーパースター」でもそうだったけど、人の心に残る演技をする役者だと思う。だから既に引退してしまったのがとても悲しい。彼女はとても輝いていた。

DVDがオリジナル版と聞いてたのに私がレンタルしたやつはカット版で残念だった。あとからNetflixがオリジナル版と知って最初からそっち観れば良かったのに!となったので削除シーン確認↓
 ・子供時代のギータとバビータが賞金を次々ともらって、家で数えてるwithオムカル
 ・ギータが学校で表彰される
 ・マハヴィルが娘達のため職場に休暇願いを出す
 ・NSA時代のギータがSRKのDDLJを仲間と観る
 ・コモンウェルスの対戦相手の記者会見が長め

あとオムカルくん役がアーユシュマーンにそっくりだと思ってたらアパルシャクティという実の弟だったのびっくり。
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