オーウェン

ダンガル きっと、つよくなるのオーウェンのレビュー・感想・評価

4.1
日本ではメジャーだけど、インドではレスリングはマイナー。
その中でマハヴィルは金メダルを目指していたが断念。
そこで息子に夢を継いでもらおうと男の子を願うが、産まれてきた4人は全員女の子。

落胆するマハヴィルだが、ある日二人の娘がクラスメイトの男子をケンカで打ちのめしたとして、才能を見出しその日から猛特訓を始める。

熱血スパルタ親父と、当然のように嫌がる娘二人。
映画は如何にしてこの関係性を改善させるかを描く。

強くするため娘の髪まで切るよう指示する父。
だが娘たちはそんな父の別の部分を見出し、二人三脚で駆け上がっていく。

疑問に思う演出はある。
決勝の日に親父をああする意味があったのかどうか。
もちろんコーチとの対立でドラマを作るためなのだろうが、別に要らない感じがしてここだけは引っかかる。

でも総じて良質のスポコンだし、主演のアーミル・カーンを始め出演者のレスリング体型には驚く。
20代から60代を演じて違和感のないことはすごいし、見る限りスタントなしで演じる女子二人もレスリングを完璧にこなしている。

インド映画でミュージカルがなくても、これだけのものが作れるのだという良い証明。
オーウェン

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