レスリングでの国内チャンピオンでありつつも夢を諦め、その夢を子どもへ託し、2人の娘をチャンピオンへと成長させた父親の半実話。
普通の女の子(喧嘩強いのは父親譲りか)が、肉体的にも、精神的にも、大人男性顔負けに強くなっていく様子は、夢中にさせられる。
ラストまでテンポよく、盛り上がり、140分楽しんで観れた。
父親マハヴィルは厳格で、レスリングに集中する為なら、年頃の女の子でも坊主にさせる。(日本でも坊主の女の子は少ないが、
インドではもっと目立ったのではないか…?)
マハヴィルは自分の夢としても2人を強くしたかったのもあるが、
強くなれば認められる、強くなれば自ら道を切り開くことが出来る、という
父親から子どもへの愛情深さもそれに勝る。
「お前が危機に面したとき、助けてやれないかもしれない
戦い方を教えてやることはできるが、戦うのはお前だ」
「金メダルを獲ることは何千人の女の子達の希望となる。
女を下に見る人間に勝て」
新しいことを始めると、
・人が集まる
・最初は面白がる人の方が多い
・嫉妬して攻撃してくることもある
・認められる程まで成長すると一気に味方の方が増える
出過ぎた釘は打たれないようになる、それを体現したストーリー。